初秋の気配が顔を出しはじめ、装いは次の季節へと移り変わる。
2023Autumnの扉を開けば、美しいドレープ、モダンなシルエットと、
ブランドの世界観を堪能できるシーズンがはじまる。
シルエットやデザインをまた違った表現方法で伝えるには。
今回 journalではコンテンポラリーダンサー、振付師、アーティストとして世界的に活躍する"Saori Hala"さんを迎え、
ダンスを通した身体の動きを使い、彼女の解釈を通してシルエットやデザインを表現してもらった。
異なる視点を持った身体表現を存分に使ったストーリーから、
新たなミズイロインドの魅力を発見することができる。
柔らかな曲線のシルエット。
その中に潜むエッジの効いたカッティング。
大胆なアシンメトリーデザイン。
繊細に組み込まれた要素たちをより強調する、
コンテンポラリーなポージング。
ひとつひとつの動きによって、
変化していくシルエット。
布がストンと下に落ちるような、
心地良い重心を感じとり、
着心地からのインスピレーションで体を動かす。
緩やかに、時に激しく、裾が揺れる。
表現者によって命が吹き込まれ
新たなインスピレーションが波紋のように広がっていく。
Profile ハラサオリ Saori Hala
振付家、美術家、ダンサー。ベルリン、東京、横浜、神戸など、複数都市を拠点に、「身体の帰属性」をテーマとした上演型作品を制作する。自らの身体と共に、オブジェクト、光、音、テキストなど、多様なメディアを対象に振付を実践する創作スタイルが注目され、第9回エルスール財団新人賞コンテンポラリーダンス部門を受賞。
音楽やファッションなどのカルチャーシーンとも積極的に関わりながら多様な活動を展開している。これまでのコラボレーターに大谷能生、山川冬樹、小田朋美、角銅真実、蓮沼執太、U-zhaan、NIKE、BLESSなど。東京藝術大学デザイン科、ベルリン芸術大学舞踊科修了。
Cast Saori Hala
https://www.saorihala.com/about
photo：Keita Goto（W）Styling：Saeko Sugai Hair & Make up：Momiji Saito（eek）
